【祝!連載1000話!】国民的に愛され続ける作品「名探偵コナン」
国民的作品の偉業
青山剛昌氏のマンガ「名探偵コナン」が、2017年8月9日発売の「週刊少年サンデー」37・38合併号で、連載1000話を迎えました。
これは同誌史上初めてのことで、記念として同号の表紙にコミックス1巻の表紙が再現されており、巻頭カラーで掲載されることとなりました。
長年安定した人気を誇るこの作品、連載1000話に至るまでどのような経緯や社会的影響があったのか調べてみました。
原作とアニメの歴史
「名探偵コナン」は1994年に連載がスタートしました。
現在までの23年間で本誌は1000話、コミックスは93巻まで発売されています。
アニメの方は1996年から放送がスタートしており、日本テレビ系列において、30分のレギュラーアニメ番組として最長寿の作品となっているようです。
また、劇場版アニメは1997年から公開されています。
これまでに21作品が公開され、興行収入は現在も上昇し続けているという、まさに日本のマンガ、アニメを代表する作品となっています。
長期連載を支える魅力
現時点で1000話まで続いたマンガはそうないと思いますが、それだけ連載できる魅力はどこにあるのでしょうか。
端的にいうと、「名探偵コナン」は推理マンガです。
事件が起こると犯行方法や犯人を推理し、解決に導いていくというシンプルな構成になります。
ただ、そのシンプルな構成に数々の設定を盛り込んでいるのが「名探偵コナン」の特徴です。
幼児退行した身体、その原因となった毒薬と組織の存在、幼なじみの異性の家での同居や、ライバルの出現など、とにかく一筋縄ではいかない設定になっています。
そのため、読者(あるいは視聴者)は、事件の真相も気になるし、黒幕の陰謀も気になるし、恋の行方も気になるし、と色々な方面で焦らされながらストーリーを追うことになります。
この「焦らす」という手法こそが、ファンを飽きさせない最大の効果を発揮しているのではないかと思います。
広がり続けるメディア展開
原作、アニメ共に20年以上続いている「名探偵コナン」。
長期連載、長期放送に伴い、近年ではドラマ化や舞台演劇など、様々な媒体で展開されるようになりました。
更には、女性歌手の倉木麻衣がアニメシリーズの最多主題歌担当としてギネス認定され、主題歌である全21曲を収録したアルバムが発売されるという快挙まで成し遂げられました。
国民に愛され続けるこの作品、いつか全ての謎が解明され、完結する日が来るのが楽しみなような怖いような、複雑な心持ちです。
http://seiyu-journal.com/archives/999http://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2017/08/名探偵-1024x682.jpghttp://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2017/08/名探偵-150x150.jpgエンタメアニメ,マンガ,名探偵コナン国民的作品の偉業 青山剛昌氏のマンガ「名探偵コナン」が、2017年8月9日発売の「週刊少年サンデー」37・38合併号で、連載1000話を迎えました。 これは同誌史上初めてのことで、記念として同号の表紙にコミックス1巻の表紙が再現されており、巻頭カラーで掲載されることとなりました。 長年安定した人気を誇るこの作品、連載1000話に至るまでどのような経緯や社会的影響があったのか調べてみました。 原作とアニメの歴史 「名探偵コナン」は1994年に連載がスタートしました。 現在までの23年間で本誌は1000話、コミックスは93巻まで発売されています。 アニメの方は1996年から放送がスタートしており、日本テレビ系列において、30分のレギュラーアニメ番組として最長寿の作品となっているようです。 また、劇場版アニメは1997年から公開されています。 これまでに21作品が公開され、興行収入は現在も上昇し続けているという、まさに日本のマンガ、アニメを代表する作品となっています。 長期連載を支える魅力 現時点で1000話まで続いたマンガはそうないと思いますが、それだけ連載できる魅力はどこにあるのでしょうか。 端的にいうと、「名探偵コナン」は推理マンガです。 事件が起こると犯行方法や犯人を推理し、解決に導いていくというシンプルな構成になります。 ただ、そのシンプルな構成に数々の設定を盛り込んでいるのが「名探偵コナン」の特徴です。 幼児退行した身体、その原因となった毒薬と組織の存在、幼なじみの異性の家での同居や、ライバルの出現など、とにかく一筋縄ではいかない設定になっています。 そのため、読者(あるいは視聴者)は、事件の真相も気になるし、黒幕の陰謀も気になるし、恋の行方も気になるし、と色々な方面で焦らされながらストーリーを追うことになります。 この「焦らす」という手法こそが、ファンを飽きさせない最大の効果を発揮しているのではないかと思います。 広がり続けるメディア展開 原作、アニメ共に20年以上続いている「名探偵コナン」。 長期連載、長期放送に伴い、近年ではドラマ化や舞台演劇など、様々な媒体で展開されるようになりました。 更には、女性歌手の倉木麻衣がアニメシリーズの最多主題歌担当としてギネス認定され、主題歌である全21曲を収録したアルバムが発売されるという快挙まで成し遂げられました。 国民に愛され続けるこの作品、いつか全ての謎が解明され、完結する日が来るのが楽しみなような怖いような、複雑な心持ちです。bluesign bluesign0729@yahoo.co.jpContributor声優ジャーナル(β版)