【CDから飛び出して舞台に!】劇団シャイニング『天下無敵の忍び道』鑑賞レポ
コンセプトが実現した奇跡的な例
ゲームからアニメや様々なメディアへとコンテンツを広げている作品、「うたの☆プリンスさまっ♪」。
その中でも、特にキャラクターソングCDについては、どんどん新しい曲が生み出され続けていますが、そのスタイルも多岐に渡っています。
今回は、そのうち「劇団シャイニング」と言われるコンセプトのCDを舞台化させたことについてご紹介します。
「劇団シャイニング」とは?
「うたの☆プリンスさまっ♪」のキャラクター達が舞台演劇を行うというコンセプトで、全3作の物語と、それらの主題歌というキャラクターソングが収録されたCDが発売されました。
イメージとしては劇中劇に近いものを感じますが、1枚のCDにそれぞれ独立した物語と主題歌が収められているため、また新しい形の企画と言って良いと思います。
その企画CDが、今回、3作とも舞台化されることになりました。
音声しか聞けなかった物語が、CDという枠を飛び越え、真実舞台として3次元で見られるようになったということです。
忍の生き様を描いた作品
今年の6月から7月にかけて、その3作のうち『天下無敵の忍び道』が舞台化され、東京と大阪で公演が行われました。
こちらの作品は、その名の通りキャラクター達が忍という設定で、忍としての生き方や仲間との絆、他の流派との対立構造などを描いた内容になっています。
今回舞台化するにあたり、基本的な設定はそのままに、そこから更にキャラクター達の生い立ちや忍としての矜持・葛藤など、詳細なエピソードが盛り込まれていました。
また、CDでは出てこなかった新しい流派が作られ、彼らとの戦いや仲間同士の対立など、より設定を膨らませて壮大な物語に仕上がっていました。
臨場感を味わえるのは舞台だけ
舞台の醍醐味は、何といっても臨場感を得られることです。
それぞれのキャラクターに扮した役者の方々が、目の前で動き、時には激しい殺陣を披露し、心情を吐露する様子を目の当たりにすることにより、音声を聞いて想像するしかなかった物語の世界観が広がり、より共感できるようになります。
昨今の2次元作品の舞台化は、キャラクターのイメージや物語の再現性の問題によって物議が醸し出されることも多いですが、「新しい形で物語を表現する」という観点から見ると、これほどリアリティを感じられるコンテンツは他にないと思います。
なお、「劇団シャイニング」は既に次の作品の公演も決定しています。
今度はどんな風に表現されるのか、楽しみに待ちたいと思います。
http://seiyu-journal.com/archives/948http://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2017/07/劇団-1024x682.jpghttp://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2017/07/劇団-150x150.jpgエンタメうたプリ,舞台コンセプトが実現した奇跡的な例 ゲームからアニメや様々なメディアへとコンテンツを広げている作品、「うたの☆プリンスさまっ♪」。 その中でも、特にキャラクターソングCDについては、どんどん新しい曲が生み出され続けていますが、そのスタイルも多岐に渡っています。 今回は、そのうち「劇団シャイニング」と言われるコンセプトのCDを舞台化させたことについてご紹介します。 「劇団シャイニング」とは? 「うたの☆プリンスさまっ♪」のキャラクター達が舞台演劇を行うというコンセプトで、全3作の物語と、それらの主題歌というキャラクターソングが収録されたCDが発売されました。 イメージとしては劇中劇に近いものを感じますが、1枚のCDにそれぞれ独立した物語と主題歌が収められているため、また新しい形の企画と言って良いと思います。 その企画CDが、今回、3作とも舞台化されることになりました。 音声しか聞けなかった物語が、CDという枠を飛び越え、真実舞台として3次元で見られるようになったということです。 忍の生き様を描いた作品 今年の6月から7月にかけて、その3作のうち『天下無敵の忍び道』が舞台化され、東京と大阪で公演が行われました。 こちらの作品は、その名の通りキャラクター達が忍という設定で、忍としての生き方や仲間との絆、他の流派との対立構造などを描いた内容になっています。 今回舞台化するにあたり、基本的な設定はそのままに、そこから更にキャラクター達の生い立ちや忍としての矜持・葛藤など、詳細なエピソードが盛り込まれていました。 また、CDでは出てこなかった新しい流派が作られ、彼らとの戦いや仲間同士の対立など、より設定を膨らませて壮大な物語に仕上がっていました。 臨場感を味わえるのは舞台だけ 舞台の醍醐味は、何といっても臨場感を得られることです。 それぞれのキャラクターに扮した役者の方々が、目の前で動き、時には激しい殺陣を披露し、心情を吐露する様子を目の当たりにすることにより、音声を聞いて想像するしかなかった物語の世界観が広がり、より共感できるようになります。 昨今の2次元作品の舞台化は、キャラクターのイメージや物語の再現性の問題によって物議が醸し出されることも多いですが、「新しい形で物語を表現する」という観点から見ると、これほどリアリティを感じられるコンテンツは他にないと思います。 なお、「劇団シャイニング」は既に次の作品の公演も決定しています。 今度はどんな風に表現されるのか、楽しみに待ちたいと思います。bluesign bluesign0729@yahoo.co.jpContributor声優ジャーナル(β版)