【人気マンガの続編を描くチャンス?】作者公認のコンテスト開催!
20年ぶりにあの作品が蘇る!?
先日、センセーショナルな話題を耳にしました。
それというのも、約20年前に描かれた作品の続編を描くマンガ家を、一般応募で決定するというものです。
今まで誰もやらなかった試みに、一体どういうことなのかと周囲で騒然となりました。
話題の渦中になったその作品とは、「怪盗セイント・テール」です。
「怪盗セイント・テール」とは?
講談社出版の雑誌「なかよし」で、1994年~1996年まで連載されていた少女マンガです。
作者・立川恵氏によるこの作品は、主人公の女の子が義賊として怪盗になり、人々の悩みに応えていくというストーリーです。
そこには、刑事の息子であるヒーローとの恋模様も描かれており、アクションあり、恋愛ありの盛りだくさんな内容になっています。
1995年にはテレビアニメ化もされており、少女マンガ好きなら一度は見たことがあるのではないでしょうか。
斬新なコンテストの内容
このたび、約20年前に人気を博した作品の新章を作る企画が立ち上がりました。
「怪盗セイント・テール」の続編を描くマンガ家を募集するというものです。
セイント・テールが姿を消したあと、新たな怪盗が現れて活躍するというコンセプトの下、主要登場人物のキャラクターイラスト、キャラクター設定、本分原稿(またはネーム)を、pixivに投稿するという募集内容でした。
最終選考には立川恵氏も参加し、優秀作品を決定するとのこと。
最初にこのコンテストを知った時は、率直に「作者以外に描いてほしくない」と思いました。
商業雑誌での連載を終え、作者が趣味で同人誌に番外編などを描くパターンはありますが、作者自らが自分の作品を他人に委ねるという発想が斬新で、いちファンとして複雑な思いを抱きました。
同じ世界観を共有すること
しかし、よくよく考えてみると、キャラクター達は新しく登場することが決定しています。
義賊として人々を救うという路線はこれまで通りであるものの、キャラクターが変わればストーリーも自ずと変わります。
つまり、世界観だけをそのままにして、新しい話を作っていくということになるのではないでしょうか。
さすがに既存のキャラクターを赤の他人が描くと反発も大きいでしょうが、企画自体は目新しさがあるため、マンガ業界に変化が起こるかもしれません。
また、この企画が成功したら、他のマンガ作品でも同じような出来事が発生する可能性もあるのではないでしょうか。
http://seiyu-journal.com/archives/768http://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2017/06/怪盗-1024x682.jpghttp://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2017/06/怪盗-150x150.jpgエンタメマンガ,怪盗セイント・テール20年ぶりにあの作品が蘇る!? 先日、センセーショナルな話題を耳にしました。 それというのも、約20年前に描かれた作品の続編を描くマンガ家を、一般応募で決定するというものです。 今まで誰もやらなかった試みに、一体どういうことなのかと周囲で騒然となりました。 話題の渦中になったその作品とは、「怪盗セイント・テール」です。 「怪盗セイント・テール」とは? 講談社出版の雑誌「なかよし」で、1994年~1996年まで連載されていた少女マンガです。 作者・立川恵氏によるこの作品は、主人公の女の子が義賊として怪盗になり、人々の悩みに応えていくというストーリーです。 そこには、刑事の息子であるヒーローとの恋模様も描かれており、アクションあり、恋愛ありの盛りだくさんな内容になっています。 1995年にはテレビアニメ化もされており、少女マンガ好きなら一度は見たことがあるのではないでしょうか。 斬新なコンテストの内容 このたび、約20年前に人気を博した作品の新章を作る企画が立ち上がりました。 「怪盗セイント・テール」の続編を描くマンガ家を募集するというものです。 セイント・テールが姿を消したあと、新たな怪盗が現れて活躍するというコンセプトの下、主要登場人物のキャラクターイラスト、キャラクター設定、本分原稿(またはネーム)を、pixivに投稿するという募集内容でした。 最終選考には立川恵氏も参加し、優秀作品を決定するとのこと。 最初にこのコンテストを知った時は、率直に「作者以外に描いてほしくない」と思いました。 商業雑誌での連載を終え、作者が趣味で同人誌に番外編などを描くパターンはありますが、作者自らが自分の作品を他人に委ねるという発想が斬新で、いちファンとして複雑な思いを抱きました。 同じ世界観を共有すること しかし、よくよく考えてみると、キャラクター達は新しく登場することが決定しています。 義賊として人々を救うという路線はこれまで通りであるものの、キャラクターが変わればストーリーも自ずと変わります。 つまり、世界観だけをそのままにして、新しい話を作っていくということになるのではないでしょうか。 さすがに既存のキャラクターを赤の他人が描くと反発も大きいでしょうが、企画自体は目新しさがあるため、マンガ業界に変化が起こるかもしれません。 また、この企画が成功したら、他のマンガ作品でも同じような出来事が発生する可能性もあるのではないでしょうか。bluesign bluesign0729@yahoo.co.jpContributor声優ジャーナル(β版)