【舞台俳優が声優に挑戦?】『王室教師ハイネ』のキャスト陣が斬新!
新しいアニメのキャスティング方法
2017年4月より放送開始のアニメ、『王室教師ハイネ』。
この作品のメインキャラクター達の声をあてているキャストが声優ではないという点に、発表された時はひどく驚きました。
そこで、なぜこんな斬新な配役が起こり得たか、昨今の流れを追ってみることにしました。
舞台俳優が声優も兼ねる?
『王室教師ハイネ』とは、とある国の王子4人が帝王学を学ぶため、1人の王室教師と出会うところからストーリーが始まります。
この王子4人と王室教師のキャラクターを担当するのが、声優を生業とする方達ではなく、舞台俳優の方達です。
植田圭輔さん、安里勇哉さん、安達勇人さん、廣瀬大介さんと、主に舞台で活躍している方達の名前が並んでいます。
(最後の1人は蒼井翔太さんですが、声優であるのは彼だけです)
最近では、舞台俳優をキャストに据えて実写ドラマ化する例などが増えていますが(『男水!』など)、声優としてアニメに出演する例は稀なのではないでしょうか。
既に舞台化が決定している
そもそもこの作品、アニメが放送される前から舞台化が決定していました。
キャストはもちろんアニメと同一で、2017年9月から東京と大阪での公演が行われます。
アニメが決まったのが先か、舞台が決まったのが先かはわかりませんが、舞台俳優が声優をやるということについて、声優ファンにとっても俳優ファンにとっても決して喜ばしいだけではない、複雑な思いがあるようです。
俳優から声優にジョブチェンジ?
声優ファンからしたら、プロではない方達にキャラクターの声をあてられるのは、できれば遠慮してほしいという意見があります。
これは、よくアニメーション映画の配役に芸能人や俳優が起用された時に議論が繰り広げられています。
(話題性を狙っているだけではないかと言われるのが、その理由の最たるものでしょうか)
一方で、俳優ファンからしたら、突然声優に挑戦することになった背景として、今後俳優業から声優業へとジョブチェンジするのではないかという危惧があるようです。
たとえば、宮野真守さんや小野賢章さんのように、元々舞台で活躍していたところを声優にもチャレンジするようになり、現在では声優業の方に重点が置かれているケースがあります。
彼らと同じような道を想定しているのだとすれば、やはり俳優は舞台に立っている時が1番輝いていると考える俳優ファンにとって、今回の出来事は不安を煽るように見えるのかもしれません。
今回のようなことがこれからも起こるのか、今後も様子をうかがっていこうと思います。
http://seiyu-journal.com/archives/671http://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2017/05/kyousi-1024x682.jpghttp://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2017/05/kyousi-150x150.jpgアニメ声優,王室教師ハイネ,舞台俳優新しいアニメのキャスティング方法 2017年4月より放送開始のアニメ、『王室教師ハイネ』。 この作品のメインキャラクター達の声をあてているキャストが声優ではないという点に、発表された時はひどく驚きました。 そこで、なぜこんな斬新な配役が起こり得たか、昨今の流れを追ってみることにしました。 舞台俳優が声優も兼ねる? 『王室教師ハイネ』とは、とある国の王子4人が帝王学を学ぶため、1人の王室教師と出会うところからストーリーが始まります。 この王子4人と王室教師のキャラクターを担当するのが、声優を生業とする方達ではなく、舞台俳優の方達です。 植田圭輔さん、安里勇哉さん、安達勇人さん、廣瀬大介さんと、主に舞台で活躍している方達の名前が並んでいます。 (最後の1人は蒼井翔太さんですが、声優であるのは彼だけです) 最近では、舞台俳優をキャストに据えて実写ドラマ化する例などが増えていますが(『男水!』など)、声優としてアニメに出演する例は稀なのではないでしょうか。 既に舞台化が決定している そもそもこの作品、アニメが放送される前から舞台化が決定していました。 キャストはもちろんアニメと同一で、2017年9月から東京と大阪での公演が行われます。 アニメが決まったのが先か、舞台が決まったのが先かはわかりませんが、舞台俳優が声優をやるということについて、声優ファンにとっても俳優ファンにとっても決して喜ばしいだけではない、複雑な思いがあるようです。 俳優から声優にジョブチェンジ? 声優ファンからしたら、プロではない方達にキャラクターの声をあてられるのは、できれば遠慮してほしいという意見があります。 これは、よくアニメーション映画の配役に芸能人や俳優が起用された時に議論が繰り広げられています。 (話題性を狙っているだけではないかと言われるのが、その理由の最たるものでしょうか) 一方で、俳優ファンからしたら、突然声優に挑戦することになった背景として、今後俳優業から声優業へとジョブチェンジするのではないかという危惧があるようです。 たとえば、宮野真守さんや小野賢章さんのように、元々舞台で活躍していたところを声優にもチャレンジするようになり、現在では声優業の方に重点が置かれているケースがあります。 彼らと同じような道を想定しているのだとすれば、やはり俳優は舞台に立っている時が1番輝いていると考える俳優ファンにとって、今回の出来事は不安を煽るように見えるのかもしれません。 今回のようなことがこれからも起こるのか、今後も様子をうかがっていこうと思います。bluesign bluesign0729@yahoo.co.jpContributor声優ジャーナル(β版)