真の日常系は「ガルパ」にあり!?
皆さん、「日常系アニメ」は好きですか?私は大好きです。一番好きです。
日常系といえば、登場人物がたわいもない会話を繰り広げてたわいもないことをして…そんな印象がある方もいると思います。その中でも、日常系をよく見る私が「これ日常系通り越してもはや日常では?」と思った一作を紹介したいと思います。その一作とは…「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」です!
バンドリ!ガールズバンドパーティ!とは?
まずは、そもそも「BanG Dream!」とは何ぞや?について説明をします。BanG Dream!とは、楽曲のリリース・アニメ・コミックなどのメディアミックス展開を行っているガールズバンドプロジェクトです。さらに、声優さん達で実際のバンドを組み、ライブを行うこともしています。
そして、バンドリ!ガールズバンドパーティ!とは、そのプロジェクトの中で、新たに5人1組のバンドが登場し、全5バンドが様々な物語を繰り広げるスマホ向けゲームです。「あれ、アニメじゃなくてゲームじゃん!」と思われる方もいるかもしません。ですが、このゲームは「アドベンチャーパート」と「リズムゲーム」での楽しみ方ができるのです。今回は、この中の「アドベンチャーパート」に注目していきます。
アドベンチャーパートでは、個性豊かな全25人+αの会話を楽しむことができます。ストーリーモードでは、目標に向けて様々な困難を乗り越えて頑張る彼女たちの姿を見ることができます。エリア会話では、学園や楽器店、ファストフード店などでの会話を見ることができます。
本題
さて、本題に入る前に、一つ言っておかなければならないことがあります。それは……
プレイヤーが関わることはあまりない
のです。
これは少し意外な点です。女キャラがメインのスマホゲームは、たいていプレイヤー(主人公)に対してなんらかの感情(恋愛とか)を持つのですが、ガルパではそれが一切ありません。マジか。(初期段階ではあるキャラが家に招くなどの展開はあったようですが……)
ガルパでは、プレイヤーが新人スタッフとなり、ライブを成功させるために活動はしています。ですが、彼女たちだけで問題を解決することも多く、新人スタッフの立場が怪しまれます。もはや「壁」です。こういった独特のスタイルをとっているからこそ、よくある日常系アニメのように眺めて楽しむことができるつくりになっています。
エリア会話
さて、そんなガルパでは、先述した通り彼女たちの会話を楽しむことができます。特にほのぼのとした内容はエリア会話で楽しめます。(スタッフは壁なので一切かかわりません。)エリア会話では、会話以外にも独り言を見ることもできます。そのエリア会話での気になる会話内容ですが……
まるで中身がない
のです。
いや、すべてがすべてそうであるとは言いません。ですが、初見では会話の内容の薄さに驚くことでしょう。例として、ある会話の内容をまとめてみます。
A「あ、今帰り?」
B「そうだよ」
A「ねえ、一緒に帰らない?」
B「いいけど、寄り道するよ?」
A「いいわよ!あなたのことをよく知れるから!」
これで終わりです。マジか。初見では驚きすぎて思わず笑いました。
ほかにも、「この店の料理を学食にもほしい」「ダイエットしたいけどオムライス食べたい」など、本当にその辺の女子高生がしているような会話や独り言ばかりなのです。
ですが、ちょっと待ってください。
これこそが真の日常である、とは考えられませんか?
よく考えてみましょう。その辺の女子高生がしているような会話というのは、すなわち現実でも十分あり得る内容ということです。つまり、本当の日常でも似たような会話をしている人たちがいたって、なんらおかしくない内容なのです。
思い出してみてください。我々は、学生時代に友達とどんな内容の会話をしていましたか?
「昨日のあの番組見た?!」「あの店のハンバーグが本当に美味しくてさ……」「数学の勉強教えて!」「昨日足の爪を切ったんだけど……」
そう。そんなありふれた会話を、彼女たちはしているのです。かつて我々の過ごしてきたあの日常を、彼女たちは過ごしているのです。我々の求めてきた日常とは、ガルパにあったのです。
さらに、ただの日常会話では終わりません。一見普通の会話に見えても、その内容から彼女たちの心情や性格、つながりなどを考察する余地を残してくれているのです。
例えば、先ほどの帰宅する会話を考えてみましょう。BはAとの帰宅を承諾している。そして、Bが寄り道するから時間がかかると言っているにも関わらず、Aは一緒に帰りたいと言うどころか、「あなたのことをよく知れる」とまで言っています。つまり、こうは考えられないでしょうか。「AはBと今以上に仲良くなりたい」と。うーん、大変仲睦まじくてよろしいじゃないですか!
この尊い日常の最たるもの
この日常を最も尊く感じられるもの。それは、現在開催中のイベント「新しい季節、その前に」にあると思います。
このストーリーでの大まかなあらすじは、「夏休みが終わるから、みんなのやり残したことをみんなでやろう!」というものになります。詳しい話はネタバレになるので、ある程度ぼやかして書かせていただきます。
このストーリーで、5人は各々のやり残したことをやるために、様々な場所へ行きます。その場面場面で、彼女たちは思い思いに発言していきます。あの映画がどうだの、その料理がこうだの……その様子はさながら普通の女子高生。現実でも似たようなことをやっている人たちがいたって、何にもおかしくはないのです。むしろ、いると思います。いえ、います。それくらい、彼女たちは何のたわいもない……それでいてとても楽しく、かけがえのない日常を過ごしています。このストーリーを読んだとき、思わず感動しましたもの。言葉にできない尊さを感じました。
終わりに
熱が入ってしまい、想像以上の長文になってしまいましたが、彼女たちの日常の様子が気になってくだされば幸いです。気になった方は、ぜひガルパをインストールしてみましょう!彼女たちのリアルで素敵な会話が待っていることでしょう。
http://seiyu-journal.com/archives/1387http://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2018/09/20180906_eyecatch.pnghttp://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2018/09/20180906_eyecatch-150x150.pngゲームBanG Dream!,ゲーム,バンドリ!ガールズバンドパーティ!皆さん、「日常系アニメ」は好きですか?私は大好きです。一番好きです。 日常系といえば、登場人物がたわいもない会話を繰り広げてたわいもないことをして…そんな印象がある方もいると思います。その中でも、日常系をよく見る私が「これ日常系通り越してもはや日常では?」と思った一作を紹介したいと思います。その一作とは…「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」です! バンドリ!ガールズバンドパーティ!とは? まずは、そもそも「BanG Dream!」とは何ぞや?について説明をします。BanG Dream!とは、楽曲のリリース・アニメ・コミックなどのメディアミックス展開を行っているガールズバンドプロジェクトです。さらに、声優さん達で実際のバンドを組み、ライブを行うこともしています。 そして、バンドリ!ガールズバンドパーティ!とは、そのプロジェクトの中で、新たに5人1組のバンドが登場し、全5バンドが様々な物語を繰り広げるスマホ向けゲームです。「あれ、アニメじゃなくてゲームじゃん!」と思われる方もいるかもしません。ですが、このゲームは「アドベンチャーパート」と「リズムゲーム」での楽しみ方ができるのです。今回は、この中の「アドベンチャーパート」に注目していきます。 アドベンチャーパートでは、個性豊かな全25人+αの会話を楽しむことができます。ストーリーモードでは、目標に向けて様々な困難を乗り越えて頑張る彼女たちの姿を見ることができます。エリア会話では、学園や楽器店、ファストフード店などでの会話を見ることができます。 本題 さて、本題に入る前に、一つ言っておかなければならないことがあります。それは…… プレイヤーが関わることはあまりない のです。 これは少し意外な点です。女キャラがメインのスマホゲームは、たいていプレイヤー(主人公)に対してなんらかの感情(恋愛とか)を持つのですが、ガルパではそれが一切ありません。マジか。(初期段階ではあるキャラが家に招くなどの展開はあったようですが……) ガルパでは、プレイヤーが新人スタッフとなり、ライブを成功させるために活動はしています。ですが、彼女たちだけで問題を解決することも多く、新人スタッフの立場が怪しまれます。もはや「壁」です。こういった独特のスタイルをとっているからこそ、よくある日常系アニメのように眺めて楽しむことができるつくりになっています。 エリア会話 さて、そんなガルパでは、先述した通り彼女たちの会話を楽しむことができます。特にほのぼのとした内容はエリア会話で楽しめます。(スタッフは壁なので一切かかわりません。)エリア会話では、会話以外にも独り言を見ることもできます。そのエリア会話での気になる会話内容ですが…… まるで中身がない のです。 いや、すべてがすべてそうであるとは言いません。ですが、初見では会話の内容の薄さに驚くことでしょう。例として、ある会話の内容をまとめてみます。 A「あ、今帰り?」 B「そうだよ」 A「ねえ、一緒に帰らない?」 B「いいけど、寄り道するよ?」 A「いいわよ!あなたのことをよく知れるから!」 これで終わりです。マジか。初見では驚きすぎて思わず笑いました。 ほかにも、「この店の料理を学食にもほしい」「ダイエットしたいけどオムライス食べたい」など、本当にその辺の女子高生がしているような会話や独り言ばかりなのです。 ですが、ちょっと待ってください。 これこそが真の日常である、とは考えられませんか? よく考えてみましょう。その辺の女子高生がしているような会話というのは、すなわち現実でも十分あり得る内容ということです。つまり、本当の日常でも似たような会話をしている人たちがいたって、なんらおかしくない内容なのです。 思い出してみてください。我々は、学生時代に友達とどんな内容の会話をしていましたか? 「昨日のあの番組見た?!」「あの店のハンバーグが本当に美味しくてさ……」「数学の勉強教えて!」「昨日足の爪を切ったんだけど……」 そう。そんなありふれた会話を、彼女たちはしているのです。かつて我々の過ごしてきたあの日常を、彼女たちは過ごしているのです。我々の求めてきた日常とは、ガルパにあったのです。 さらに、ただの日常会話では終わりません。一見普通の会話に見えても、その内容から彼女たちの心情や性格、つながりなどを考察する余地を残してくれているのです。 例えば、先ほどの帰宅する会話を考えてみましょう。BはAとの帰宅を承諾している。そして、Bが寄り道するから時間がかかると言っているにも関わらず、Aは一緒に帰りたいと言うどころか、「あなたのことをよく知れる」とまで言っています。つまり、こうは考えられないでしょうか。「AはBと今以上に仲良くなりたい」と。うーん、大変仲睦まじくてよろしいじゃないですか! この尊い日常の最たるもの この日常を最も尊く感じられるもの。それは、現在開催中のイベント「新しい季節、その前に」にあると思います。 このストーリーでの大まかなあらすじは、「夏休みが終わるから、みんなのやり残したことをみんなでやろう!」というものになります。詳しい話はネタバレになるので、ある程度ぼやかして書かせていただきます。 このストーリーで、5人は各々のやり残したことをやるために、様々な場所へ行きます。その場面場面で、彼女たちは思い思いに発言していきます。あの映画がどうだの、その料理がこうだの……その様子はさながら普通の女子高生。現実でも似たようなことをやっている人たちがいたって、何にもおかしくはないのです。むしろ、いると思います。いえ、います。それくらい、彼女たちは何のたわいもない……それでいてとても楽しく、かけがえのない日常を過ごしています。このストーリーを読んだとき、思わず感動しましたもの。言葉にできない尊さを感じました。 終わりに 熱が入ってしまい、想像以上の長文になってしまいましたが、彼女たちの日常の様子が気になってくだされば幸いです。気になった方は、ぜひガルパをインストールしてみましょう!彼女たちのリアルで素敵な会話が待っていることでしょう。引出 ant7.1728@outlook.jpEditor声優ジャーナル(β版)
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