ゲームを趣味としている人は、声優さんにも多いです。
今回は、その声優さんの中でも西本りみさんにスポットを当てて紹介しようと思います!

西本りみのプロフィール

1994年10月25日生まれの女性声優で、響に所属しています。
「BanG Dream!」「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」にて牛込りみ役を演じ、実際にベースを弾いています。また、「ひなろじ〜from Luck & Logic〜」にてアモル役を演じるなどの活動をしています。さらに、舞台やドラマにも出演しています。
Youtubeにて、動画企画・編集・投稿をすべて自分でおこなっているチャンネル「RiMichan.」を開設しています。時々生放送もしています。

スーパーマリオ64

2017年3月15日に投稿されたブログにて、スーパーマリオ64(以下、マリオ64)についてお話されています。
そこではなんと、「マリオ64にて16枚RTAをしている」といった衝撃的な内容が書かれているではありませんか!
何が何だかわからない、という人のために、簡単に説明します。

マリオ64とは、1996年にNINTENDO64用に発売されたゲームで、今なおたくさんの人々に遊ばれている不朽の名作です。
RTAとは、“Real Time Attack”の略で、ざっくりいうと「ゲーム開始から終了までの実時間での経過時間を測る」というものです。ゲーム内時間を測るものではありません。
マリオ64では、スターの取得枚数によってレギュレーションが変わってきますが、その中でも「16枚(16 Star)」というレギュレーションで走っています。このレギュレーションでは、主に2種の大技バグが必須になります。成功させるには難易度が高い技であり、どちらもよほど慣れていないと1分のロスも十分ありえる難しいバグ技です。

さて、ブログでは、自分専用のハードとソフトを購入した、とあります。この時点で、ゲームに対する向きあいがガチであることがうかがえます。なお、ここに至る経緯もなかなかいい話なのですが、ここでは説明しません。ぜひ、西本りみさんのブログをご覧ください!
ブログを読み進めると、なんとBLJなる専門用語が出てくるではありませんか!これには驚きました。まさか、声優さんのブログでこの用語を目の当たりにするとは・・・。

BLJとは、“Backwards Long Jump”の略で、俗にいう「ケツワープ」です。後ろ幅跳びを高速で繰り返すことで、後ろ方向に異常な速度を溜めていき、壁を突き抜けるというバグ技です。16枚RTAをするには必須の技で、最低でも2か所行う必要があります。ですが、これがなかなか難しく、数年前に友達の家でやったときもあまり成功しなかった記憶があります。

ブログでは、自己ベストが21:18である、との記述とともに、一枚の画像が添付されています。これらから読み取れる情報を探っていきましょう。

一つ目に、「21:18」というタイムです。このタイムは、現在のspeedrun.com(RTAの記録をまとめるサイト)では432位に匹敵する早さです。一般目からすれば、十分早いレベルと言えるでしょう!

二つ目に、画像から、「LiveSplit」というツールを使っていることがわかります。これは、ラップ機能のあるストップウォッチで、RTAに特化したものになっています。ラップ以外にもRTAに便利な機能が多数備わっています。画像では、”Best Possible Time”, “Sum of Best”という機能を使っています。Best Possible Timeは、「現時点で可能な最速タイム」の表示、Sum of Bestは「各区間の最速タイムの合計」の表示をしています。また、後ろで起動している録画アプリは、おそらく「アマレコTV」を使っているものと思われます。

ちなみに、最後に添付されている画像では、さりげなく「ぶっこわ」というバグを使っています。本来ならとても難しいバグですが、2014年に海外勢によって確定で成功させられる操作方法(通称「ぶっこわセットアップ」)が見つかりました。画像でのゲーム内カメラの向きより、恐らく西本りみさんもこの方法を使っていると思われます。

おわりに

西本りみさん同様にRTA動画を頻繁に見る私なりの分析でしたが、マリオ64に対する情熱が半端ではないことがわかったかと思います。現状、「RTAは生放送向きではない」として生放送でRTAをされていませんが、いつの日か西本りみさんのRTAを見てみたいですね!


http://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2018/09/mario.pnghttp://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2018/09/mario-150x150.png引出アニメゲームゲームを趣味としている人は、声優さんにも多いです。 今回は、その声優さんの中でも西本りみさんにスポットを当てて紹介しようと思います! 西本りみのプロフィール 1994年10月25日生まれの女性声優で、響に所属しています。 「BanG Dream!」「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」にて牛込りみ役を演じ、実際にベースを弾いています。また、「ひなろじ〜from Luck & Logic〜」にてアモル役を演じるなどの活動をしています。さらに、舞台やドラマにも出演しています。 Youtubeにて、動画企画・編集・投稿をすべて自分でおこなっているチャンネル「RiMichan.」を開設しています。時々生放送もしています。 スーパーマリオ64 2017年3月15日に投稿されたブログにて、スーパーマリオ64(以下、マリオ64)についてお話されています。 そこではなんと、「マリオ64にて16枚RTAをしている」といった衝撃的な内容が書かれているではありませんか! 何が何だかわからない、という人のために、簡単に説明します。 マリオ64とは、1996年にNINTENDO64用に発売されたゲームで、今なおたくさんの人々に遊ばれている不朽の名作です。 RTAとは、'Real Time Attack'の略で、ざっくりいうと「ゲーム開始から終了までの実時間での経過時間を測る」というものです。ゲーム内時間を測るものではありません。 マリオ64では、スターの取得枚数によってレギュレーションが変わってきますが、その中でも「16枚(16 Star)」というレギュレーションで走っています。このレギュレーションでは、主に2種の大技バグが必須になります。成功させるには難易度が高い技であり、どちらもよほど慣れていないと1分のロスも十分ありえる難しいバグ技です。 さて、ブログでは、自分専用のハードとソフトを購入した、とあります。この時点で、ゲームに対する向きあいがガチであることがうかがえます。なお、ここに至る経緯もなかなかいい話なのですが、ここでは説明しません。ぜひ、西本りみさんのブログをご覧ください! ブログを読み進めると、なんとBLJなる専門用語が出てくるではありませんか!これには驚きました。まさか、声優さんのブログでこの用語を目の当たりにするとは・・・。 BLJとは、'Backwards Long Jump'の略で、俗にいう「ケツワープ」です。後ろ幅跳びを高速で繰り返すことで、後ろ方向に異常な速度を溜めていき、壁を突き抜けるというバグ技です。16枚RTAをするには必須の技で、最低でも2か所行う必要があります。ですが、これがなかなか難しく、数年前に友達の家でやったときもあまり成功しなかった記憶があります。 ブログでは、自己ベストが21:18である、との記述とともに、一枚の画像が添付されています。これらから読み取れる情報を探っていきましょう。 一つ目に、「21:18」というタイムです。このタイムは、現在のspeedrun.com(RTAの記録をまとめるサイト)では432位に匹敵する早さです。一般目からすれば、十分早いレベルと言えるでしょう! 二つ目に、画像から、「LiveSplit」というツールを使っていることがわかります。これは、ラップ機能のあるストップウォッチで、RTAに特化したものになっています。ラップ以外にもRTAに便利な機能が多数備わっています。画像では、'Best Possible Time', 'Sum of Best'という機能を使っています。Best Possible Timeは、「現時点で可能な最速タイム」の表示、Sum of Bestは「各区間の最速タイムの合計」の表示をしています。また、後ろで起動している録画アプリは、おそらく「アマレコTV」を使っているものと思われます。 ちなみに、最後に添付されている画像では、さりげなく「ぶっこわ」というバグを使っています。本来ならとても難しいバグですが、2014年に海外勢によって確定で成功させられる操作方法(通称「ぶっこわセットアップ」)が見つかりました。画像でのゲーム内カメラの向きより、恐らく西本りみさんもこの方法を使っていると思われます。 おわりに 西本りみさん同様にRTA動画を頻繁に見る私なりの分析でしたが、マリオ64に対する情熱が半端ではないことがわかったかと思います。現状、「RTAは生放送向きではない」として生放送でRTAをされていませんが、いつの日か西本りみさんのRTAを見てみたいですね!世界で100人くらいが興味を持っていそうな声優情報