きらびやかなミュージカルでした

2017年9月、東京と大阪で舞台「王室教師ハイネ-THE MUSICAL-」の公演が行われました。

そのうち、ライブビューイングやニコニコ生放送でも上映された大阪公演の千秋楽を観にいってきました。

 

舞台化の背景

「王室教師ハイネ」は、赤井ヒガサ氏によるマンガが原作となる作品です。

とある王国の王子4人に帝王学を教えることになり、専属の家庭教師である王室教師を呼んで彼らとの関係を作っていくというストーリーになっています。

2016年10月にアニメ化が発表され、2017年4月~6月まで放送されました。

また、アニメ化発表と同時期に舞台化も決定していました。

話題を呼んだのは、主人公であるハイネと4人の王子のキャストが、アニメと舞台で全く同じだったということです。

 

同じキャストであることの効果

舞台俳優をアニメのキャストとして起用すること、すなわちアニメと舞台のキャストを全く同じにすることは、今までにない試みだったのではないでしょうか。

発表された当時は意図が読めなくて疑問を感じたこともあるのですが、アニメを見て、アニメ化を経たのちに舞台を観ると、その効果がはっきりと表れていました。

何せ、アニメで聞いたキャラクターの声と舞台上で聞く声が全く同じわけです。

もちろんアニメと舞台が別物だということはわかっていますが、やはり声が同じだとキャラクターがイメージしやすいという利点があります。

また、アニメという2次元で表現されていた世界やキャラクター達が、舞台という3次元で実際に動き、喋り、その世界に生きていることを実感できるため、より話にリアリティが感じられました。

 

ミュージカルであることの効果

更に、今回は普通の舞台ではなくミュージカルにしたことによる効果もありました。

ミュージカルというからには、全体の7割以上が歌パートになります。

もちろんメインキャストが歌うこともありますし、アンサンブルと呼ばれるキャスト(メインの後ろで歌や踊りを見せて物語に厚みを出す役)が活躍することも多いです。

その歌や踊りによって、この話の舞台が一国の王宮であることや、王子4人の過去や心情を細やかに表現されることで、より臨場感を味わうことができました。

また、特に印象的だったのは、演出の一環としてキャストが頻繁に客席に降り、観客とのやりとりも含めて近しい距離でお芝居を行ってくれたことです。

観客への目線を配ってくれることで、まるで自分達もこの物語に参加しているような気分になり一体感を得られました。

今回は千秋楽のみではありましたが、ライブビューイングやニコニコ生放送といった媒体でもリアルタイムで舞台を観られる機会があったため、舞台の楽しさに触れられた人も多かったのではないでしょうか。

今後も色々な方法で舞台を目にすることが増えると予想されるので、興味のある方は是非体験していただきたいと思います。


http://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2017/09/ハイネ-1024x682.jpghttp://seiyu-journal.com/wp-content/uploads/2017/09/ハイネ-150x150.jpgbluesignエンタメアニメ,王室教師ハイネ,舞台きらびやかなミュージカルでした 2017年9月、東京と大阪で舞台「王室教師ハイネ-THE MUSICAL-」の公演が行われました。 そのうち、ライブビューイングやニコニコ生放送でも上映された大阪公演の千秋楽を観にいってきました。   舞台化の背景 「王室教師ハイネ」は、赤井ヒガサ氏によるマンガが原作となる作品です。 とある王国の王子4人に帝王学を教えることになり、専属の家庭教師である王室教師を呼んで彼らとの関係を作っていくというストーリーになっています。 2016年10月にアニメ化が発表され、2017年4月~6月まで放送されました。 また、アニメ化発表と同時期に舞台化も決定していました。 話題を呼んだのは、主人公であるハイネと4人の王子のキャストが、アニメと舞台で全く同じだったということです。   同じキャストであることの効果 舞台俳優をアニメのキャストとして起用すること、すなわちアニメと舞台のキャストを全く同じにすることは、今までにない試みだったのではないでしょうか。 発表された当時は意図が読めなくて疑問を感じたこともあるのですが、アニメを見て、アニメ化を経たのちに舞台を観ると、その効果がはっきりと表れていました。 何せ、アニメで聞いたキャラクターの声と舞台上で聞く声が全く同じわけです。 もちろんアニメと舞台が別物だということはわかっていますが、やはり声が同じだとキャラクターがイメージしやすいという利点があります。 また、アニメという2次元で表現されていた世界やキャラクター達が、舞台という3次元で実際に動き、喋り、その世界に生きていることを実感できるため、より話にリアリティが感じられました。   ミュージカルであることの効果 更に、今回は普通の舞台ではなくミュージカルにしたことによる効果もありました。 ミュージカルというからには、全体の7割以上が歌パートになります。 もちろんメインキャストが歌うこともありますし、アンサンブルと呼ばれるキャスト(メインの後ろで歌や踊りを見せて物語に厚みを出す役)が活躍することも多いです。 その歌や踊りによって、この話の舞台が一国の王宮であることや、王子4人の過去や心情を細やかに表現されることで、より臨場感を味わうことができました。 また、特に印象的だったのは、演出の一環としてキャストが頻繁に客席に降り、観客とのやりとりも含めて近しい距離でお芝居を行ってくれたことです。 観客への目線を配ってくれることで、まるで自分達もこの物語に参加しているような気分になり一体感を得られました。 今回は千秋楽のみではありましたが、ライブビューイングやニコニコ生放送といった媒体でもリアルタイムで舞台を観られる機会があったため、舞台の楽しさに触れられた人も多かったのではないでしょうか。 今後も色々な方法で舞台を目にすることが増えると予想されるので、興味のある方は是非体験していただきたいと思います。地方で活動する声優を応援するメディア